村人の職業 農民編 - Lords and Villeins

Lords and Villeinsはこのゲーム名の通り、封建社会であり階級制度があります。 

階級はこのゲームシステムからおおざっぱに分類すると、農民、貴族、領主（自分とその家族）の３つです。召使い、兵士、聖職者は農民からスカウトして増やします。

今回の記事は、農民階級の職業についての私的見解のメモになります。

職業説明、その前に...

ファミリーはできる仕事が決まっていて、それを変えることは不可。ファミリーが持っているスキルに合わせて職場（Zone）を割り当てる必要がある。

ただし共通スキルがある。それは料理と伐採。また、Inn（庶民向け宿屋）とTavern（貴族向け宿屋）はどのファミリーでも経営することができる。

また敷地ゾーンを森にかけると、スキル関係なしにどのファミリーもリンゴやドングリを集めてくれる。お金のないファミリーには森（木）を与え、小遣い稼ぎをしてもらうと良い。リンゴはいい非常食になる。

自分たちの敷地から収穫する精錬職ファミリー

初期メンバーを除き、やってくるファミリーの家業はランダム。そのため、小麦粉がないのにパン屋が来たり、売る先がないのに猟師がきたりする。

もちろん受け入れを拒否することもできるが、その前に召使、兵士、聖職者にスカウトを検討すると良い。ただし、聖職者は解雇することができないので慎重に。近々家業を行わせたい場合はスカウトせず、木の伐採やリンゴなどの収穫でぼちぼち収入を得ることも可能。

木の伐採は、家具の撤去ボタンで木を選べば、何より優先でその土地の持ち主が行ってくれる。どのファミリーにも割り当てられていない土地は領主の土地であるため、召使いが伐採する。

伐採と植林を繰り返しているエリア

農民の職業について

スタート時にいる職業

スタート時からいるファミリーの職業は農家、漁師、木こりの３種。

Farming（農家）

畑は大きめに作らないと村人が餓死する。２年目の秋から納めることになる国税でも、食物はかなり徴収される。建築や家畜の餌となるワラの生産も重要。
また、家畜としてニワトリ、羊、牛を飼うことができる。Good Qualoy Mealが作れるように、ニワトリと牛は早い段階から飼ったほうが良い。ミルクはバターやチーズに加工できる。
ワラ、小麦、羊毛、食物など、領内のあらゆる生産物の源になるため、お金が貯まりがちである。しかし６人以上の大家族でも忙しい様子で、冬の季節でも脱穀に追われている。彼らの家の近くにInnを立て、移動を少なくしてあげたうえでお金を使わせるといいかもしれない。

Good Qualoy Mealは３種、Excellent Qualoy Mealには４種の材料が必要。ただし、要求される総量は同じ250グラムである。

Good Qualoy Meal：[穀物or肉]+[加工食品or動物製品]+[野菜orフルーツ]
Excellent Qualoy Meal：[穀物or肉]+[加工食品]+[動物製品]+[野菜orフルーツ]
※加工食品（パンやパイ、バター、チーズ、ソーセージ）
※動物製品（ミルク、タマゴ、はちみつ）

※分類：肉には魚が含まれる。

Fishing（漁師）
魚のみ生産する。湖、川、海に差はない。
たくさんNet（網）を設置しないと漁獲量は少ない。しかし網も劣化して修理が必要になるうえ、材料となるYarn（糸）は初期では貴重。糸の供給量と相談して網を増やしていくことになる。
肉が手に入るようになれば不要になる、ということはなく、王税で結構な数を要求される。
貧乏になりがちであるため、Innを兼業させたほうが安定する。

Foraging（木こり）
木材、板、木の枝など、建築やあらゆる生産品に使用されるため金持ち一家になりやすい。
大家族であると尚いいが、３人程度でも管理すれば回すことができる。
少人数家族の場合は、Productにてブルーベリーやキノコ、粘土の採取をオフにするとよい。また、他の一家に木材の生産は任せ、木こり一家には板の生産だけしてもらうということもできる。生産ラインが安定せず暇をしている他の一家に、木材の供給をしてもらおう。
ブタを飼うことができる。増えたブタは肉屋が買いとる。

木こりのProduct画面 欲しいものは集中生産させると手っ取り早い

早めに稼働させたい職業

Inn（庶民向け宿屋）
CaravanやVisitor、農民に利用される飲食店兼宿屋。酒も出してくれる。Visitorは領地に移住を申し出ることがある。申し出なくても（/移住を許可しなくても）お金を落としてくれるので歓迎しよう。
お金のあるファミリー宅のキッチンは撤去し、Innで食事を摂ってもらおう。万が一領内が食糧難に陥ってしまったときは、このInnに食料を提供すると楽だったりする。
Innを建設する位置は領内の真ん中あたりが望ましい。

Carpenter（大工）

早めに雇わないと領内の建設がちっとも進まない。大工でないと作れない生産設備もあるため、場合によってはポイントを使ってでも募集しよう。

また、家の壁は大工が作れる木の壁（Wooden Wall）がおすすめである。ワラは温存しよう。屋根は余りがちな木の枝で。

Architect（建築士）

見栄えのいい家具や壁、一部の生産設備などを作る。

領主の家は美しさ☆３以上のもので固めなければ機嫌が悪くなるため、石の壁が作れる建築士ファミリーは早めに手に入れたい。貴族とTravenも同様である。ちなみに、機嫌が悪くなると喧嘩が頻発し、家族間でも殺人が起こる。

Mason（石工）

主に壁と床につかう石材を加工する。建築士を雇う前には領地に居てほしい。

平時はProductにてStone BlockとLimestone Blockのみを量産しておこう。必要に応じてTileへ加工していくのがおすすめ。

作業台となるWooden Blockは家族の人数分用意すると生産が早い。

Mining（採掘師)

石工が加工するStoneとLimestone、精錬屋が加工する金属類を生産する。CoalはStoneと一緒に産出される。

貧乏にならなければ、金持ちにもならない。家族総出でずっと採掘しているのにね。

販売先である石工か精錬屋がいないときは、領主が買い取ってあげると良い。

地下から採掘する生産設備：Mineshaftは、ロープを生産できるようになったら作ろう。

初期はStone、Limestone、Iron Oreを産出したい

次に揃えたい職業

Smelting（精錬屋）

販売先が鍛冶師だけだと極貧に陥るため、ちょくちょくお財布を見てあげたほうがよい。貴族職業のコインメーカー、宝石加工職人、芸術家が来てからようやく安定する...かも。

Blacksmithing（鍛冶師）

領民が装備するToolや兵士の武器や鎧を作ってくれる。各装備を数量ストックした後は、Toolを作らせておこう。

Tailor（服屋）

糸、シルク、各種の服を生産する。これらはキャラバンで売られていることも多いが、中盤からは完全領内生産に移行させておきたい。

服を着ていない領民は凍死する恐れがあるため、在庫を確保しておこう。ちなみに耐久がゼロになった服類はボロキレ（Rag）になり、紙の材料になる。

Brewing（醸造屋）

宿屋で提供する酒を生産する。農家と木こりが居れば材料がそろうため、初期から稼働できる。冬季にホップの在庫がなくなると無収入になってしまう。

Beerは再生可能資源。王税でも徴収されるため、たくさん作ろう。

Butcher（肉屋）

猟師から死体を買い、肉にしてくれる。また、肉からソーセージに加工もしてくれる。ソーセージは加工食品に分類される。肉屋が領地に加わると食料事情がかなり安定する。

肉の生産量は多く、５００個以上売れずにストックしていることがよくある。やや貧困気味なので、たまに買い取ってキャラバンに売ると良い。

猟師がいなくても、農業者や木こりが増やした家畜を買って屠殺し、肉を生産する。キャラバンから飼うことも多々ある。

Hunting（猟師）

ゾーン内で狩猟を行い、動物の死体を生産する。次から次へと獲物は沸くため、引っ越す必要はない。

死体は肉屋のみ購入可能であるため、肉屋がいない場合は収入がほとんどない状態になる。ゾーン内に木があるとリンゴやドングリを取ってくれる。狩猟場と肉屋は隣接させ、猟師の店頭（Storefront）を肉屋の前に構えると双方移動が少なくて済む。

狩猟中に返り討ちに合ってよく死ぬ。弓矢クロスボウを整え、設備Hideoutが壊れていたら建て直す必要あり。Hideoutは家族人数分用意すること。

４，５人の家族になると多くのコインを蓄えているのを目の当たりにする。

猟師敷地内に設置されたStorefront（SS中央）肉屋はすぐ隣（北）にある。

ゆっくり揃えていけば大丈夫な職業

Milling（製粉屋）

パン屋が使うための小麦粉を生産する。パン屋がいない場合は買い上げてキャラバンに流すと良い。

Baking（パン屋）

製粉屋がいないと成り立たない。生産されるパンとパイは加工食品に分類される。大量生産したいなら、農家の人数を増やす必要がある。畑を広げても、Grainの脱穀に人手がかかる。

Rope-making（ロープ職人）

糸が作れる洋服屋が居ないと仕事がないため、後回しで良い職業。ロープしか作れないが、貧困に陥りにくい。ただ、リッチにもなりにくい。

ロープの材料である糸はさまざまなところで使われるため、不足しやすい。供給を増やすには、洋服屋と羊を増やす必要がある。

Tanning（革屋）

肉屋の皮（Hide）をなめして革（Leather）に加工する。革しか作れないため、革加工師がいないとあっという間に貧困に陥る。革加工師がいない場合は木の伐採をさせておくと安定する。

Leatherworking（革加工師）

革屋から革を購入し、靴や革装備に加工する。革装備は兵士しか着ないっぽい。猟師も着ればいいのにね。

Tavern（貴族向け宿屋）

この宿がないと貴族が加わりにくい。ただし、貴族の家は高い美しさが必要であるため、建築に必要な石材が溜まってから加入させたい。貴族の住宅はこの宿屋を中心に形成すると、貴族たちの移動が少なくて済む。

また、Innと同じく兼業させたほうが良い。家族の人数が多く暇なファミリーに任せるのがおすすめだが、頻繁に食料を買い出しに行くので、農家のStorefrontにアクセスしやすいファミリー（/場所）にしよう。

いっそのこと農家に経営を任せてしまってもいいが、領内二つ目以降の主力ではない農家か人数が多く暇している農家を選ぼう。

我が領地では主力ではないほうの農家に任せている

後回しでいい職業

Bow-making（弓職人）

猟師が使用する弓やクロスボウを生産する。販売先が猟師しかないため、定期的に買い上げてキャラバンに売り出す必要がある。

Glass-Makers（ガラス職人）

砂を採取しガラスを生産する。ガラスは窓や床の材料のみに使用されるため、主にキャラバンへの輸出物になる。

砂を掘るためには、浜辺などのベージュ色の地面にDig-siteを設置しなければならない。茶色い土の地面に変わったら掘る場所を変える必要がある。土になってしまった地面は砂の地面に戻らないため、砂は有限資源である。

浜辺に設置したDig-site 土の地面に変わっていく

ファミリー（職業）の数について

最低でも２ファミリー以上確保したい職業

死亡などによる世帯人数減少で家業が回らなくなったり、Town Hallのランダムイベントでファミリーが出て行ってしまったりと、安定していた生産ラインが突然危うくなってしまうことがある。それを見越したうえで、普段から特定の職業ファミリーを確保しておく必要があったりする。

特に以下の職業は、常時２ファミリー以上推奨。

農家

言わずもがな食糧難に陥る。また、Grain（小麦）やワラはさまざまなところで使われているため、多くのファミリーの生産が滞ってしまう。

木こり

Plank（木の板）が作れなくなってしまう。これも多くのファミリーの生産に影響が出てしまう。

大工

家や生産設備の建設がストップしてしまうのは痛手。また、修理キットも手に入りにくくなってしまう。

これらのファミリーが居なくなってしまった場合は、Favor Pointを使っても良いと思われる。

生産利益から見た、多く確保したいファミリー

農家

羊毛、チーズ、バター、小麦など、量産したいものが多い農家。畑を広げるだけでは人手が足りないため生産量は増えない。複数のファミリーで運営推奨。

服屋

糸はシルク、ロープ、弓、建築物に使われるため、領内で不足しがち。原料となる羊毛の生産量に応じてファミリーを増やそう。不足しているとキャラバンから購入されてしまう。

肉屋

ソーセージを作るのに意外と人手が必要だったりする。ソーセージで外貨獲得を狙うのなら、２ファミリーは居ても良いかも。

醸造屋

木の板、ワラ、Grainに余裕があるなら醸造屋を増やし、余った酒はキャラバンに売ろう。

効率から見た、複数いてもよさそうなファミリー

製粉屋

Grainが量産されている場合、複数いても良さそうなファミリー。パン屋がいるなら猶のこと。

採掘師と石工

意外だが、Minechaftを使えばずっと石を掘り続けることができる。採掘師と石工のセットで２，３ファミリーずついても良いかもしれない。建築材が早く揃うのも利点。

宿屋（Inn）

農民は家から近い宿屋に通う。マップが広い場合は数か所に設置し、農民の長距離移動を阻止しよう。

木こり

Productを調整しても木の板が不足する場合は増やそう。木材は薪に、木の板はあらゆる生産に使われる。

貴族の職業や外貨獲得については別記事にしたいと思います。